先ほどまで放送されていたテレビ番組
(『ビーバップ・ハイヒール』という番組で、
関西限定なのですが…)で
言っていたことなんですが、
目からウロコな内容だったんで、
ぜひここでも紹介しようと思います。
テーマは「脳」についてなんですが、
みなさん、このようなことを聞いたことが
ありませんか?
これらは、すべて間違った情報なんだそうですよ。
1.世の中には左脳タイプの人間と右脳タイプの人間がいる
「物事を考えるときに左脳を主に使う人と
右脳を主に使う人がいて、
左脳を主に使う人は論理的、
右脳を主に使う人は芸術的なセンスがある」
なんてことを聞いたことがあるかもしれませんが、
これは脳科学的には間違い。
そもそも考える際に、脳の半分ほどしか使わない
なんてことはありえないんだそうです。
脳縁という、左脳と右脳をつなぐ部分が
情報を左右に伝達することをやっており、
ちゃんとどの人間でも左右両方使っているみたいですよ。
2.モーツァルトの音楽は胎教によい
これも間違いで、そもそもモーツァルトの音楽を
胎内の赤ちゃんに聞かせて、なんて実験は一度も
されたことがないそうです。
つまり、単なるデマだったわけです。
もともとは、モーツァルトの音楽を
大学生に聞かせて、その後空間認知能力のテスト
(たとえば、積み木の図を見せて、
「裏側には積み木が何個積まれていますか?」といった
問題など)をしたところ、成績が良くなった
という実験がされ、それが
「モーツァルトの音楽を聴くと頭が良くなる」
「子どもに聞かせると良い」
というように拡大解釈されてしまったようです。
3.年齢を重ねると脳は衰え、度忘れも増えていく
年齢が増えても、脳は衰えることはなく、
ちゃんと使っていれば、逆に脳細胞は増えます。
オランダの115歳のおばあさんが亡くなった後、
脳を解剖したことがあったそうですが、
脳の衰えはまったくなく、正常なものだったそうです。
よって、度忘れが起こるのも、脳の衰えが原因では
ありません。
覚えた情報を脳にしまう「引き出し」が
年齢とともに増えていき、その「引き出し」たちから
どこに必要な情報があるかを探し出すのに
時間を要するだけなんだそうです。
4.人間の脳は10%ほどしか使われていない
実際そんなことはなく、100%使われているそうです。
よくよく考えてみれば、今は
大脳や中脳など、脳にはいろいろな部分があり、
それぞれにちゃんと役目があることから考えると、
たった10%しか使われていないというのは、
さすがに無理があるような気が…。
Macshopスタッフからのミニ脳科学講座でした。
PR