今日はひとつ雑学を紹介しましょう。
学校の社会の授業、とくに歴史の授業で、
きっと一度は「日露戦争」ということを
習ったと思います。
歴史の教科書のけっこう後ろのページの事柄
(だいたい昭和の戦後あたり以降)
になると、授業時間に対して教科書全部が終わらないから、
「ここのページは自分で勉強してくださいね」
と先生から言われたという人も多いとは思いますが、
日露戦争は明治時代のことですから、
たぶん学校で習っている人が多いはずです。
その日露戦争は、どうやって終わったのか、
みなさん、覚えていらっしゃいますか?
アメリカに仲裁してもらって、
1905年のポーツマス条約を結んで終わったと
習ったのを覚えてませんでしょうか?
(もっと覚えている人は、そのときの
日本全権が小村寿太郎、ロシア全権がウィッテ
ということも覚えているかも?)
この条約によって、日露戦争は終結をしてるんですが、
実はこれだけでは説明不足なことがあるんですね。
日露戦争当時、実はロシアはセルビア・モンテネグロと
同盟を組んでおり、
セルビア・モンテネグロは日本に宣戦布告をしてたんですね。
そして、ポーツマス条約を結ぶとき、
アメリカもロシアも日本も、セルビア・モンテネグロを
呼んでなかったんですね。
すっかり存在を黙殺されていたわけです。
よって、いまだに講和条約は結ばれていないんで、
法的にいえば、まだ戦争状態にあるわけです。
もちろん、日本だって、セルビア・モンテネグロだって、
今となって戦争再開とかいう気はないはずですから、
もういいことだとは思うんですが。
Macshopスタッフによる歴史講義でした。
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