日本で一番速い電車といえば、新幹線ですね。
東北新幹線と九州新幹線というものができてからは、
今やもう青森から鹿児島まで、新幹線で行けるように
なりました。
よくよく考えると、これってすごいことですよね。
さて、そんな新幹線ですが、新幹線の駅と駅の間って、
ふつうはけっこう長いですよね。
(たとえば、新大阪と京都みたいに、都道府県をまたいだり、
新横浜と小田原みたいに、同じ県の東西になったり)
でも、兵庫県は、なんと4つ新幹線の駅があります。
新神戸、西明石、姫路、相生という4つなんですが、
地図を見たらよくわかると思うんですが、
このそれぞれの駅、さほど距離って開いてないんですよね。
なぜ、兵庫県だけ、そんな短い距離にたくさん駅を
作ってもらえたんでしょうか?
これは、新幹線が作られた当時の構想が
カギをにぎっています。
新幹線が初めてできた当時、国鉄は、24時間営業で
走行させようと考えていたようです。
しかし、反対派の人たちは、「そんなことしたら、
線路の補修とか点検ができなくなるじゃないか」と
反対したそうです。
たしかに、あんなに速く走る電車なんですから、
その分、線路もいたみやすくなってるはず。
安全面を考えると、当然の反論だったかもしれません。
そこで、考え出されたのが、途中で待機させるための駅を作ること。
つまり、新幹線が走っていて、どこかで停車をさせ、
その停車させている間に、たとえば反対方向から来る新幹線を
走らせたりすることが考え出されたのです。
そのような駅が3つほどあれば、24時間営業が可能と
計算されました。
そして、その駅を作る場所は、新神戸と岡山の間ということで
決定されました。
そこで作られた駅が、西明石、姫路、相生だったというわけです。
ちなみに、新幹線の24時間営業構想は、
その後の新幹線公害訴訟や、国鉄の民営化などにより、
実現はムリになってしまい、駅だけが建てられた形となりました。
「
Macshopはマック関係の会社なのに、なんでこんなことを
知ってるのか?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
答えは簡単です。テレビで言ってたからです(笑)
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