今日、テレビを見てたら、
似た2つの物について、そのちがいは何なのかを
紹介している番組がありました。
ちょっと見入っちゃったんですけど、
たとえば、これらの物について、
みなさん、ちゃんとその違いを説明できますか?
1.「しゃがむ」と「かがむ」の違い
どちらも姿勢を低くしていることに変わりはないんですが、
「しゃがむ」というのは、お尻の位置がひざより
低い姿勢のことを言います。
ちょうど、「ヤンキー座り」を思い浮かべてもらえれば、
わかりやすいのではないでしょうか?
一方、「かがむ」というのは、お尻の位置がひざより
高い姿勢のこと。
たとえば、ミレーの名画『落穂拾い』に描かれている
女の人たちの、あの姿勢。
あれが「かがむ」の典型的な姿勢です。
2.「ウインナー」と「フランクフルト」の違い
ソーセージであることは共通していますが、
この2つについて、違いがわかりますか?
「棒が刺さっているか、刺さっていないか」の違いでは
まったくないそうです。
これは、太さに違いがあるそうでして、
ウインナーは直径20mm未満、
フランクフルトは直径20mm以上36mm未満
という基準があるそうです。
ウインナーは、羊の腸に詰めて作られる食べ物ですが、
羊の腸はもともと細いものであるのに対し、
フランクフルトは、豚の腸という太めのものに詰めるので、
こんな差が出るそうです。
3.「森」と「林」の違い
小学1年のときに、これらの漢字を習うとき、
「林は木がいっぱいあるところ、
森は林よりもっと木があるから、こんな漢字になります」
って教わった経験があるかもしれませんが、
これは、正確に言えば、間違いなんです。
もともと、語源では、
「森」は「盛り」ということ、つまり、
地面が木で盛り上がってできたところということです。
一方、「林」は「生やし」ということ、つまり、
人が木を生やしていったところということです。
よって、「森」は自然と木が密集して生えているところ、
「林」は人の手が加わって生えているところということです。
なので、どんな木が生い茂っているところでも、
人が1本でも植樹したり、伐採したりすれば、
そこは「林」になってしまうということです。
4.「ファスナー」と「チャック」の違い
これは、どれも同じ品物を指している言葉です。
何が違うかというと、これは言語学的なところ。
「ファスナー」は英語のfasten(締める)という単語からできたもの。
つまり、れっきとした英語なんですね。
でも、「チャック」というのは、実は「巾着」からできた言葉。
ということは…、
そう、これは和製英語、れっきとした「日本語」です。
昭和初期に、広島のとある会社がファスナーを
製造し、日本に広めようとしたところ、
「巾着」からこの言葉を作り上げたそうです。
なので、外国に行って「チャック」と言っても、
誰も理解できないということです。
ちゃんと「ファスナー」と言わなきゃいけないわけですね。
ちなみに、日本語で、「お口にチャック」なんていう言葉がありますが、
英語でも、それに近い表現があるそうですよ。
「Zip your mouth」と言い、まさに「口にチャックしなさい」という直訳になります。
やかましい人に対して使う表現で、日本語とまったく同じノリで
使えるわけですね。
他にも、ちょこちょこあったんですが、また載せます。
Macshopも大忙しなんで、明日また載せようかな(^m^)
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