このブログでも取り上げたことのある
『半沢直樹』というドラマ。
みなさん、見てましたか?
最終回をこの前の日曜日に終え、
その視聴率が40%台を記録してましたよね。
これは平成になってからの快挙だそうです。
おもしろかったですよね、あのドラマ。
さて、「平成」に入ってからと先ほど書きましたが、
実は、「昭和」のころもデータに含めると、
残念ながら『半沢直樹』でも超えることは
できなかったドラマがあるんです。
それは何だかわかりますか?
とはいっても、すでにタイトルに書いちゃったとおり(^^;、
そのドラマとは『おしん』なんです。
これはなんと視聴率を50%を記録。
日本人の半分の人が見ていた計算になります。
幼少の小林綾子さんが泉ピン子さん演じる母親と
別れるシーンは、ちょこちょこテレビで流れることが
ありますね。
そんなドラマ、『おしん』は海外でも放送されたことがあるそうです。
そして、特に大きな影響を与えた国がイランなんです。
今は、核疑惑とかでアメリカとなんとなく冷たい雰囲気の
国というイメージが強いのですが、どんな影響を
与えたんでしょう?
実は、この『おしん』、イランでも大人気だったようでして、
放送当時、イランでは戦争があったそうなのですが、
『おしん』の放送時間だけは、兵士たちも攻撃をやめて、
テレビの前でくらいついたほどだそう。
そして、イランの世論調査で、
「大統領は誰がふさわしいか」のアンケートで、
「おしん」が6位を獲得するほどになったそうです。
ただし、イランはイスラム教が深く根付いている国です。
そこは、女性の権利に制限が加えられていることが多く、
女性が大統領になるなんてことは、イスラム教の倫理観からすると、
許されないことなんだそうです。
よって、この調査結果を問題視した政府は、
『おしん』の放送打ち切りを決定したのです。
しかし、想像してみてください。
もし、今からおよそ1か月前の日本で、政府が
「次回からの『半沢直樹』は放送打ち切り」
と決めたら、国民はどう反応したでしょう?
きっと怒ったはずです。
イランでも反応は一緒でした。
「なぜ、『おしん』を見たらいけないのか」
とイラン国民は激怒。暴動や反政府デモが起こり、
政府はその決定を破棄、そして担当大臣は
辞任に追い込まれたそうです。
イランでこのような形で大臣が辞めるのは
珍しいことなんだそうです。
また、イランの農村部では、「おしんスクール」というものができ、
農村部の女の子に文字を教えることもされたそうです。
(日本みたいに男女みんなに義務教育が保障されているわけでは
ないようで、それまで農村部の女性の識字率はかなり
低かったようです)
1つのドラマが、イランの政治を動かし、
大臣を辞任に追い込むまでの騒動をも引き起こし、
女性の人権向上にまで影響を与えるなんて、
すごいですよね。
ちょっと日本人として誇らしいというか。(^_^)
Macshopも日本人にとって誇らしい会社でありたいと思います。
みなさん、よろしくお願いします!!
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