別に、リニアが賛成か反対かを言いたいわけでは
ないのですが、ちょっと気になる記事を
Yahooニュースで見つけたんで、転載しますね。
「来年度の着工を目指すリニア中央新幹線(東京-名古屋間、2027年開通予定)の建設に伴う騒音や残土処理、学校移転などを巡り、沿線の一部住民から不安や困惑の声が上がっている。JR東海が7都県の沿線39市区町村で開いた説明会では、住民から「住めなくなる」「地元にメリットがあるのか」などの声のほか、「リニアは受け入れられない」という意見まで出た
「リニアの高架が家の前を通る。住環境をどう保つのか」。山梨県中央市で10月17日あった説明会で住民男性(62)が尋ねた。「騒音は国の基準以下」「日照阻害は補償する」と繰り返すJR側に、「最低限の基準を守るのは当たり前だ」。やり取りはかみ合わなかった。
男性宅の北側には自動車専用道の高架が09年にでき振動などに悩まされている。今度は玄関の数メートル南をリニアが通る計画だ。男性は「とても住めない。JRには心配を受け止める姿勢が感じられない」と漏らす。説明会では「リニアは受け入れられない」との意見に拍手がわく場面もあった。
JR側は、甲府市と中央市で2小学校の移転を求めている。対象となった中央市立田富北小に次男が通う会社役員、宮下武さん(47)は「小学校には災害時の避難先、催しの場などさまざまな役割がある。地域全体の問題であり、JRに説明を求めたい」と話す。
県内ルート52.9キロの約9割(48.5キロ)がトンネルとなる計画の長野県。7市町村であった説明会では、工事に伴う残土約950万立方メートルの処分方法が決まっていないことや水環境への影響に関する質問が相次いだ。
同県大鹿村でJR側は、残土は県内分の約3割に当たる298万立方メートルが発生し、大型車両が最も多い地点で1日1736台通過するとの見通しを示した。村民からは「残土置き場が決まるまで着工すべきでない」「生活できなくなる」「村に何のメリットがあるのか」などの声が噴出。JR社員に詰め寄る参加者もいた。
同県南木曽町や豊丘村などでは、工事に伴う水枯れを懸念する質問が目立った。水資源に影響が出た場合の補償などを求める住民に対し、JR側は「工事との因果関係が認められれば地元と対策を協議したい」などと答えるにとどまった。
中間駅に加え車両基地も建設される岐阜県中津川市の説明会では、車両基地予定地にオオタカが生息していることが明らかに。JRは「影響がないように対策を講じる」と説明したが、住民からは「長期にわたる大規模工事で保護ができるのか」と疑問が示された。
相次ぐ懸念の声について、JR東海の内田吉彦・環境保全統括部長は「今後も丁寧に話をしていきたい」と話している。」
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