久々のブログ更新なのに申し訳ないです。
今日はYahooニュースからの転載とさせてください。
「日本の野球をナメるな! 楽天・田中将大投手(25)が、東スポを通じて猛反論した。その対象は巨人のホセ・ロペス内野手(29)が、4日の帰国時に絶対エースのガッツポーズに苦言を呈したこと。これに田中は「そもそもおまえに対して、やってない」と一蹴した上で、第6戦の“一触即発事件”の真相を赤裸々に語った。
田中は5日、日本シリーズ後初めてKスタ宮城を訪れ、マッサージなどで体をケア。今オフのメジャー挑戦に関しては「今は何も話すことはないです。球団の方の話を聞いてから、自分の意志を伝えたいです」と話すにとどめた。
近日中にもオーバーホールへ向かう予定。今後は暗礁に乗り上げている新たな入札制度が日米間で締結され次第、球団側と話し合いの場を持つことになる。
だが、その前に日本球界の投手代表として言っておきたいことがあった。「東スポに書いておいてください!」と田中が語気を強めたのは、日本シリーズで勃発したロペスとの遺恨についてだ。
「新聞読みましたけど、ロペスは何を言ってるんすかね?」
日本シリーズ第2戦の6回二死満塁の場面でロペスを空振り三振に仕留めた直後、田中は1回転しながら派手なガッツポーズを決めた。これを快く思わなかったロペスは第6戦で同点2ランを放った際にベースランニングしながらマウンド上の田中に向け、お返しのガッツポーズで挑発。帰国時に取材に応じたロペスが、この一件について「チャンスがあったらやり返そうと思っていた。頭のいい投手だから米国のルーキーイヤーではしないだろう」とメジャーでタブーとされる“相手に向けたガッツポーズ”に苦言を呈したのだ。
これに対し、田中は次のように猛反論する。
「そもそも、あいつに対して(ガッツポーズを)やってないですよ。それに、ロペスは(本塁打を放った際に)一塁を回った時にゴチャゴチャ言ってきて、三塁を回るときも何か言っていた。あれは注意とか、そんなんじゃない。あまりにしつこく言ってくるから僕も『うるさいわ! ボケ!』って言うたりました。大体“人に言うなら自分がやるなよ”って話。日本の野球をなめているんですよ!」
田中が繰り出す雄たけびやガッツポーズは決して相手を挑発する行為ではない。実際に相手打者の顔を見て雄たけびやガッツポーズをしたことは一度もなく、第2戦でもロペスを見ずに後ろを向いて右こぶしを握っている。
ロペスはカチンときたようだが、絶対エースにも言い分はある。ただ単に喜びをあらわにしてやっているわけではないのだ。かつて田中は、こういう話を打ち明けたことがある。
「ハートは強く持っておかないと耐えられない。持たないです。僕も最初から強かったわけではないし、そんなに闘志を出してプレーするっていうスタイルでもなかった。自分のなかでの転機だったり、悔しい思いだったり、いろんなものが自分の実になってこうなってきた」
駒大苫小牧高3年時の夏の甲子園決勝での敗戦、プロデビュー戦でのKOなど…。数々の失敗や幾たびの試練を乗り越え、レジェンドエースは闘志を前面に押し出す今のスタイルを確立させた。本人の心情をくみ取って代弁すれば、雄たけびとガッツポーズはピンチをしのいだ時などに、感情の高ぶりが抑えきれなくなり爆発しているだけ――。つまり、ごく自然に出る“勝利のためのルーティンワーク”なのだ。
今後メジャー移籍となれば、再び“ガッツポーズ論争”が巻き起こるかもしれない。それでも日本、メジャー、どのマウンドで投げても自分のスタイルは不変。田中の言葉からは、そんな強い意志がしっかりと伝わってきた。」
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