北朝鮮がミサイルを撃つと明言してから
そこそこの日が経っています。
いつになったら撃つのか、
そして撃つならどこに向かって撃つのか。
いろいろと推測がなされています。
日本政府にとって、緊張の日が続いています。
さて、そんな北朝鮮に対して、
日本や韓国などはなかなか影響を与えられずにいて、
もどかしい形となっていますが、
北朝鮮に何らかの影響を与えることができるのでは
と思われているのが中国です。
(もう中国も北朝鮮には何の影響も与えることはできないと
する声も多少あるのですが)
その中国がついに動いたかと思われる記事を
Yahooニュースで見つけてきました。
「中国政府が、15日の故金日成主席の生誕記念日前に例年実施していた北朝鮮への食糧の贈り物を、今年は取りやめたことが政府当局者への取材で分かった。理由は明らかにしなかったが、北朝鮮と国境を接する遼寧省丹東市の貿易商によると、政府側は「地域の緊張を高めている北朝鮮に中国の不満を伝えるための措置だ」と説明したという。
地元の政府当局者によると、中国はこれまで北朝鮮側の求めに応じ、金主席の誕生日前に、貿易商から調達した大量の米やトウモロコシを贈ってきた。ところが、今年は北朝鮮側から要請があったものの、中央政府の許可がなく、贈与を実施していないという。
中国は北朝鮮に対し、様々なルートを通じ、大量の食糧援助を行っているとされるが、その全体規模は公表されていない。このうち今回の金主席の生誕記念日の贈り物も、どの程度の量なのかは不明だ。」
もちろん、だからといって、
「中国がついに北朝鮮に対して態度を硬化させた」とか
「中国と北朝鮮の同盟関係に亀裂ができた」と
見るのはまだ早いです。
ただ、中国も不快感を隠せなくなっているのは事実でしょう。
昨日、アメリカと中国との首脳会談が行われました。
アメリカは中国に、もっと北朝鮮への影響力行使を
求めたとみられています。
今後、中国がどのような姿勢を見せるのかが
今回の北朝鮮騒動を「いったん」収束させる
カギになりそうです。
(今回おさまったとしても、
またいつか北朝鮮は瀬戸際外交に出る可能性は
十分ありますが)
Macshopの外交論考でした。
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